マナウスは、ブラジル北西部アマゾナス州の州都である。人口約160万人。ブラジルのアマゾン地域最大の都市である。アマゾナス州の人口(約330万人)の約半分がこの町に住んでいることになる。
|
マナウス中心部 |
マナウスは、大西洋のアマゾン川の河口より約1,700km上流のブラジル北部にあり、19世紀に天然ゴムの集積地として開かれて以来、アマゾン内部の経済、交通および流通の要衝都市として繁栄して来た。
世界でも有数の陸路アクセスの難しい大都市のひとつである。
サンパウロやリオ・デジャネイロなどのブラジル国内の主要都市から航空便が多数運行されているほか、大西洋沿岸やアマゾン川流域の都市からは定期船が運航されている。
市内北部の長距離バスターミナルからは、ロライマ州のボアビスタやベネズエラのシウダーボリバル、カラカス方面に向かう長距離バスが多数運行されているが、陸路での到達が困難であることからブラジル国内の他の主要な大都市との間は、事実上、空路と水路のみで結ばれている。
マナウスへ行ける高速道路はわずか2本しかない。
市内には開拓時代に建設されたヨーロッパ風の建築が多く残っており、また、アマゾン地域の多くの国立公園、環境保護区に隣接しているため、アマゾン観光の中心地としても有名である。
また、1967年に経済フリーゾーンに指定されたため、近年は日本のヤマハ発動機などのほかヨーロッパ、アメリカ企業の工場の進出が目立っている。
なお、「マナウス(Manaus)」のアクセントは、ポルトガル語では「ナ」にある
|